こんにちは。nasupiです。
突然ですがわたくし先日、腰のあたりまであったロングヘアーをバッサリカットし、切ったその髪を【ヘアドネーション】しました。
ヘアドネーションとは、ごくごく簡単に言うと「髪の毛の寄付」です。
私は前々からヘアドネーションの存在は知っていたので、切るときは是非やりたいなぁと想いを温めていました。
そしてついに先日行うことができましたので、実際に実施する中で気付いたことや注意点をご紹介いたしますね。
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Contents
ヘアドネーションとは
病気や事故で髪の毛を失った子供たちに医療用かつらを無償で提供するため、ウイッグを作る団体に髪の毛を寄付する活動のこと。
ヘアドネーションを行っている団体は調べると複数出てきますが、私はNPO法人のJapan Hair Donation&Charity(JHDAC:ジャーダック)という団体に寄付をしました。
※ジャーダックHP→https://www.jhdac.org/index.html
私がヘアドネーションしようと思った理由
ロングヘアにおける維持コスト
ロングヘアをきれいに保つには、しっかりとお手入れしてあげないとすぐ傷んでしまいますので、維持コストも結構かかっていました。
カラーやパーマはしていなかったのですが、トリートメントと傷んだ毛先の枝毛カットは毎月欠かさず行っており、ほとんど見た目は変わらないのにサロン代で毎月1万円ほどの出費。
またそれに加えダメージヘア用のヘアケア用品は、ロングヘアな分消費量も多くコストもかかります。
なるべくお金がかからない方法でおしゃれしたいと思い、総合的に考えて髪の毛切っちゃった方がコスパいいのかな〜と考えるように。
ドライヤーの面倒
髪が長いとシャンプーも大変だし、ドライヤーなんてこの夏の暑い最中にはまさに苦行。
ブローまで入れると毎回20分くらいはかかっていたと思います、長っ。
汗で首回りにペッタペタ髪の毛がくっつくのも嫌だし、熱風でさらに汗っていう負のスパイラル・・・。
ドライヤータイムは結構なストレスでした。
髪のダメージ
3年ほど前まで、髪は明るいもの勝ち!と言わんばかりにガンガンブリーチや明るいカラーをしていた私。
しかし、根本が黒くなるたびにカラーリングをする面倒とそれにかかるコスト、そして何より、以前はハリ・コシが自慢だった髪が細く弱々しくなっていることに気付いて慌てて黒染めをし、この3年間は地毛の黒髪で過ごしています。
それでも毛先のダメージはどんなにケアをしてもいたちごっこで、これはもうリセットしたいと長い間思っていました。
どうせ切るなら人の役に立つことを
せっかくここまで手をかけて伸ばした髪の毛だもの、ただ捨てるのは勿体無い!
私にとって捨てるだけのものが、他の誰かの役に立つなら、こんないいことはないですよね。
ちょうどバッサリ切りたいと思っていたし、ヘアドネーションできる長さは十分あるし、もうこれはやるしかないでしょ!と思いました。
ヘアドネーションできる髪の条件
1)31cm以上の長さがあること
医療用かつらを作るのに必要な長さが31cm以上なのです。
31センチと中途半端な数字の理由は、もともとヘアドネーションは海外発祥のため単位はインチで測っており、インチで考えた時に(ヘアドネーションには長さ12インチ=30.48cm必要)少し余裕をもたせた数字のようです。
団体によっては31cmなくても募集しており、前髪ウイッグなどに利用してもらえます。
ロングヘアのウイッグを作るには50cm以上の髪の毛が必要ですが、現在50cm以上の寄付が足りていないようです。
50cm以上伸ばすのはかなり大変ですよね・・・スーパーロングでバッサリカットの予定がある方、ぜひ寄付してみてくださいね。
2)引っ張って切れてしまうほどのダメージがないこと
くせ毛でもOK、カラー、パーマ、ブリーチ、何をしていてもヘアドネーションはできますが、引っ張って切れてしまうほど痛んでいたらウイッグが作れません。
3)完全に乾いていること
濡れた髪の毛だとカビの温床となってしまい、他の方の毛束までもダメにしてしまう可能性が・・・!
こんな迷惑者にならないためにも、ヘアドネーションは完全に乾いた状態で行いましょうね。
4)切り口が輪ゴムでしっかり止められていること
ジャーダックのホームページにわかりやすく手順が記載されています。
ジャーダックHP→https://www.jhdac.org/index.html
配送中に髪の毛がバラバラになってしまった!なんてことが起こらないようにしっかり止めましょう。
5)毛束が同一人物ごとにまとめられていること
他の人の髪の毛と混ぜて一束にまとめてはいけません。
また複数人分を一度に郵送する場合は、同一人物ごとに袋を分けましょう。
ヘアドネーションの下準備
協賛サロンで行うと郵送もサロンがしてくれるようですが、私は行きつけの美容室(協賛サロン以外)で行いましたので、その流れを書きます。
美容師さん・サロンに事前に了解を得る
私は協賛サロンではなく、行きつけのサロンの担当さんに事前に事情をお話しして協力を仰ぎました。
美容師さん個人が賛同してくれても、サロン側が切った髪の毛の持ち帰りを断る場合もあるようなので、しっかりお店としてOKなのかは確認する必要があります。
必要物品を揃える
協賛サロンリストにないサロンでヘアドネーションを実施する場合、以下のものを持参すると良いでしょう。
ご協力していただいている立場なので、なるべくサロンに負担をかけないよう使用するヘアゴム、持ち帰り用の袋、メジャーを持参しました。
いざ、カット
髪の毛を綺麗にブラッシングしてから全体を10束ほどに分けて、ヘアゴムでそれぞれ縛ってもらいます。
縛った1〜2センチほど上をジョキジョキカットしていきますので、後で整えることも考えた長さで縛る部分を調節する必要があります。
美容師さんが、カットした毛束の断面を綺麗に整えてくれていました。
カットした毛束を袋に入れ、あとは自分のヘアスタイルを整えてもらいます。
同封するものを確認し送付
同封するものは3つ!
そしていざ郵送!届け、私の想い!
後日談
受領証(カード)が届きました。
送付時に、切手を貼った返信用封筒を同封すると、カードが届きます。
なんとなくヘアドネーションした記念が欲しかったので、受け取りました。
私の髪の毛が、いつか誰かの笑顔に繋がりますように。
サロンの協力が得られれば、協賛サロンでなくとも意外と簡単にヘアドネーションできますので、バッサリカットでイメチェンの予定のある方は是非されてみてくださいね。
私はまた頑張って髪の毛を伸ばし、今度は50cm以上の寄付を目指すつもりです。
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