バンコクの自宅で5日間のユーファイ(タイ伝統産後ケア)を受ける

ご覧いただきありがとうございます、nasupiです。

先日バンコクで第2子を出産しましたが、産後やりたかったことの1つが第1子の産後も受けたタイの伝統産後ケアトリートメント「ユーファイ」です。

前回は「コランブティックスパ」に足を運びユーファイを受け、その効果に大満足。

今回は家に来てくれるユーファイ師さんを紹介してもらい

【自宅で5日間のユーファイ施術】

を受けたので、その様子や感想をまとめてみました。

書きたいことが多くて長文になってしまいましたが、ご興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。

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ユーファイとは

ユーファイとは、タイに古くから伝わる伝統的な産後トリートメントのことです。

タイ語で「ユー→ある・いる、ファイ→火」の意味の通り身体をぽかぽかに温め、タイのハーブ等を使用し産後の母体回復を促します。

ユーファイ師さんの話では、昔は産婦が自分自身でユーファイを行っており、大抵1ヶ月、短くても25日身体をひたすら温め続けケアをしていたそう。

ミャンマー、ラオス、カンボジアもユーファイに似た施術が存在し、ユーファイは東南アジアに根付いた歴史のある産後ケアなのだとか。

バンコクの自宅でユーファイを受ける

1人目出産時はコランブティックスパでユーファイを3日間受けて身体の回復を身をもって実感したので、2人目出産後もユーファイをまた受けたいと思っていました。

知人から自宅に来てくれるユーファイ師さんを紹介してもらったので、今回は自宅で平日の5日間ユーファイを受けてみることに。

同時にベビーシッターも依頼できたので、こちらもお願いしました。

ユーファイの所要時間は1日あたり5〜6時間になります。

初日には、夜逃げかの如く大量の荷物を持ったユーファイ師さんが自宅にやってきて手際よくセッティングし、自宅がみるみるサロンに大変身!

施術前の準備にかかる時間は初日30分、その後は毎日20分くらい。その間私はショーツ+バスタオルでスタンバイ。

ユーファイ師について

今回お願いしたユーファイ師さんについてここで個人的な内容を書くのは控えますが、ユーファイ5日間のあいだに興味深い話をたくさんしてくれました。

ユーファイ師になるには、ある一定期間のトレーニングを受け、試験に合格しユーファイ資格を得る必要があるとのこと。

ユーファイを学ぶ大学(4年)もあれば、すでに他の仕事をしている社会人でも通える短期の専門学校(1年〜)もあるそう。

短期の学校だと、4年コースを修了した人よりも資格を得るまでの試験の回数が多くなるのだそうです。

実際に今回のユーファイ師さんのライセンスカードを見せてもらったのですが、ライセンスカードにはしっかり有効期限が記載されています。

ユーファイ師資格は5年更新で、いくらベテランでも資格を保持し続けるには更新試験を受けなければならないとのこと。

産後間もない女性の身体を扱う以上、ユーファイは見よう見まねで適当にできる仕事ではないのですね。

自宅でユーファイを受けるにあたり準備するもの

・バスタオル

・ガスコンロ
なければユーファイ師さんが持参したカセットコンロを使用。

・飲み水
1.5ℓペットボトル2〜3本。

・コップとスプーン
施術の最後にジンジャーティーを作ってくれます。

・湯沸かしポット

・汚れてもいいショーツ
施術中に履くので、バーブの黄色い色がつきます。

ユーファイ期間中の注意点

・施術中はエアコンをつけない
→エアコンをつけたら切るよう言われました。代わりに窓を開け、シーリングファンをつけて過ごしました。ユーファイ師さんも汗だく。

・ユーファイ期間中はシャンプー・ボディソープの使用禁止
→どうしても我慢できなければ3日目にシャンプーしても良いとのこと(私は5日間頑張りました)。

冷たい水を飲むこと禁止、常温の水をよく飲むこと

・シャワー後ローションで保湿する
→毎日スクラブをするため結構肌が乾燥します。肘、膝などはワセリン推奨とのこと。

自宅でのユーファイ施術の流れ

・15分間スチームサウナ

椅子の下に沸騰しているハーブ湯の鍋を置き、テントのような簡易スチームサウナを作ってくれます。この中にパンツ一丁で着席。

熱い蒸気はテント上部に上昇し胸から上は温まるのですが、惜しいことに足元がなかなか温まらず。

私は足元も温めたかったので、この15分間足に向けてフーフーと息を吹きかけ続けました(その結果酸欠気味になりクラクラして危険だったのでおすすめしません)。

・オイルマッサージ

ココナッツとカーネーション(タイ発音は「カニシャン」)のブレンドオイルを使用。

産後ケアらしく、胸周りやお腹を重点的に行ってくれました。

最終日はローションマッサージとのことでニベア的な香りがしました。

・ホットストーン/クレイポット

初めにお腹だけにハーブとお酒を混ぜた濃い黄色の液体を塗布。

その後、カセットコンロで温め熱々にした石およびクレイポットを厚手の布で包んで身体に押し当て、全身を温めていきます。

クレイポットの中には粗塩が入っており、中ではじけているのかパチパチと焚き火のような音がします。

腰の辺りにクレイポットを当ててもらうとじわっと両足の先まで温まっていくのが分かりとても気持ちが良い。私はユーファイの中でこの施術が一番好きでした。

・休憩

ランチ休憩。母乳育児をしている方はここで授乳ができます。

ユーファイ師さんはすぐに食事を済ませて次の施術の準備に取り掛かるのですが、「ゆっくり休憩してね」と言ってくれます。

私はお言葉に甘えて毎日、授乳→ランチ→フィーカまで小一時間のんびり過ごしていました。

・ボディスクラブ

スクラブの内容は日替わりで、今日は何かな〜と毎日の楽しみでした。

私が受けた5日間は以下のスクラブメニュー。

月- タマリンドとはちみつ
火- 塩と豆
水- 胡麻とはちみつ
木- 酢とはちみつ
金- ハーブとミルク

毎日スクラブして肌ダメージが心配でしたが、マイルドなスクラブだったので心配には及びませんでした(が少し乾燥します)。

肘、膝などは軽石みたいなもので擦ってくれます。

3日目を終えたあたりから身体の黒ずみが薄くなってきて、スクラブの効果を実感しました。

・ハーバルボール

ハーバルボールを温める電気鍋

熱々に温めたハーバルボールを身体に押し当ててマッサージ。

ハーバルボールからハーブのエキスが滲み出てくるので、身体は黄色くベトベトになります。

ハーバルボールの中身はベルガモット、レモングラス、クミン、タマリンドの木など、とのこと。

最終日はこの後シャンプーできるから、とのことで頭にもハーバルボールを当ててくれました。

・ヘッドマッサージ

頭から首〜デコルテにかけてを入念に揉みほぐしてくれます。

・フェイシャル

ヨーグルトとハーブや胡麻などを混ぜたもの。ツブツブしていたのでスクラブ効果もあり。

最終日はクリームクレンジングのような工程がプラスされました。

・15分間スチームサウナ

この施術最後のサウナにはハーブ湯の足湯がありました。

最初のサウナの時にも足湯があればいいのにな!

・ハーブかけ湯

お湯のみのシャワーで全身を洗い流したあと、用意してもらったハーブ湯で頭から足までかけ湯をします。

・ジンジャーティー

ユーファイ師さんが温かいジンジャーティーを用意してくれているので、それを飲んでほっと一息。

・下腹部を1〜2時間ほど温める

炭(?)の入った平たい缶3つを下腹部に巻きつけて温めます。缶には上部に穴が空いているのですが、これを塞ぐと熱が早く終わってしまうとのこと。

これを巻きつけてもらったら、ユーファイ師さんは帰宅。

1時間半〜2時間ほどで熱が終わるので自分で外します。最終日はなし。

こちらかなり熱いので、授乳の際赤ちゃんに触れてしまわないよう注意!必ずクッション使用して授乳してね!とのことでした。

自宅ユーファイ5日間受けて実感した身体の変化

今回5日間のユーファイプログラムでしたが、1・2日目は正直さほど身体の変化を感じませんでした。
しかし、3日目を終えてから少し変化に気づき始め、4・5日目には身体が変わっていくのを実感しました。

・汗の出るスピードが早くなる
スチームサウナに入ってから汗をかき始めるスピードが日を追うごとに早まっていきました。

・黒ずみが薄くなる
特に肘、膝、脇あたりを実感。

・尿量が多くなる
あくまで体感ですが、摂取した水分量の2倍くらい尿として出ていた感覚があります。サウナやマッサージで体内の巡りが促進されて、むくみとして貯留していた水分も出てきたのかな。その尿量の多さに毎回トイレで一人密かに驚いていました。

・足首が細くなった?
サイズを細かく測っていたわけではないのですが、特に足首がほっそりしたような気が。ユーファイ師さんも「細くなったね!」と言ってくれました。

・肌触りが滑らかになった
産後全くと言って良いほど自分の肌ケアを怠っていたためか、5日間スクラブやオイルマッサージを受けてかなり肌触りが良くなりました。こんなにスベスベになるなら今後もケアを続けていきたいものです。

今回実感した変化は以上です。1人目の時のユーファイでは体重が落ちたりサイズダウンしたりがあったので期待していましたが、そちらはさほど変化がありませんでした(T_T)

今回のユーファイ師さんは3・5・7・9日間のコースがあり、私は5日間を選びました。結局ユーファイの効果をしっかり得るには何日間のコースを受けるのがいいか?とユーファイ師さんに尋ねたところ、以下の回答。

“需要があるから3日間のコースも用意しているが、正直3日だけだと気持ちいいだけで終わってしまい、ユーファイ師自身もやっていて変化が見えない。5日間は変化が見える。
ユーファイを受けるならば5日間以上は受けてほしい。
傾向として日本人は3・5日間を選ぶ人が多く、タイ人は7・9日間を選ぶことが多い。“

私自身3日目を過ぎてから変化を実感し始めたので、ユーファイ師さんの言うことは理にかなっていると思います。

自宅でのユーファイの良い点・悪い点

サロンでのユーファイ自宅でのユーファイ、どちらも受けた上で感じた良い点と悪い点があったので、まとめてみました。

自宅ユーファイの良い点

・ユーファイ師さんが家に来てくれる

これが自宅ユーファイを選ぶ最大のメリットではないでしょうか。

・価格が安い

私がコランブティックスパで受けたユーファイ3日間は18000THB、今回の自宅ユーファイ師さんのユーファイ3日間は6050THBです。その価格差は一目瞭然ですね。

・ノープー生活の体験

ノープー(ノーシャンプー)という美容法があることは知っていたものの、自分でやってみようとは一度も思ったことがありませんでした。しかし今回強制的に(?)シャンプー禁止期間を設けられたことにより、ノープーを実体験。

5日間シャンプーをしなかった結果、思っていたより皮脂ベタベタにはならなかったです。逆に毛先に向けての髪の乾燥が顕著で、日を追うごとに髪が広がっていきました。

気になるニオイに関しては自分ではよく分からないので毎日夫に尋ねていたのですが、「Spicy!」「生姜!」「大丈夫、君はラブリーだよ」などと言っていたのでおそらくちょっと匂っていたのだと思います。

ユーファイ最終日のシャンプーがとても幸せだったので、今後美容法としてのノープー生活をすることはないと思いますが、面白い体験でした。

・伝統的なやり方に則っている(はず)

ご近所のタイ人奥さんの話でも、産後に自宅でユーファイを受けることは普通のことで彼女自身も受けたそう。

話を聞くと私が受けた施術とほぼ同じような流れだったので、外国人という身でタイに古くから伝わる伝統的な産後ケアを受けられたのは貴重な経験でした。

自宅ユーファイの悪い点

・設備の限界

自宅に派遣という形である以上設備は簡易的にならざるを得ず、サロンと比較すると設備の限界を感じました。

例えば、サウナはサロンだとしっかりとした個室サウナで足先から頭のてっぺんまで満遍なく温まるのに対し、今回のテント型簡易サウナでは胸から上しか温まりません。

ハーブスチームの濃度も全く違うので、サロンで感じたハーブスチームが気管支を通って肺に入っていく清涼感は今回感じることができませんでした。

また、ホットストーンないしホットクレイポットもサロンでは1度にたくさんの石やクレイポットを温める設備があるからか、身体の周りを常に多数の熱い石で温めてもらっていました。しかし自宅では1つずつしか温めることができなかったので、そこも設備の限界があったなと感じる点。

・予約〜当日までのやりとりの煩わしさ

サロンでは電話一本で予約完結し、当日お店に足を運ぶだけでした。しかし今回はユーファイ師さんとの個人ラインでのやり取りだったので、当日までのやり取りが煩わしかったのが非常に残念。

およそ1ヶ月半前に予約したので、初めのほうにやり取りした内容を忘れてしまうのか遡って確認する習慣がないのか、またやり取りしたこと自体を忘れているのか、同じことを何度も何度も聞かれてそれがストレスでした。キャンセルしようかと思ったほど。

「赤ちゃんの生まれた日はいつ?」と聞かれた数日後に「帝王切開を受けたのはいつ?」、その後「帝王切開?自然分娩?」のような感じが1ヶ月半続きました。

・期間中冷蔵庫のあちこちに物が置かれる

冷蔵庫のスペースを使うことは事前に聞いていたので、冷蔵庫内の一段まるまる空にしてユーファイ用に準備しておきました。

しかし、結局その場所だけではなく冷蔵庫内のあちこちにユーファイ物品を置かれてしまうので、料理をする時に邪魔だったりしてプチストレスでした。

私のように心が狭いならば、もっと大きな冷蔵庫もしくはもうひとつ冷蔵庫を用意すれば良いだけの話なのですが。

自宅ユーファイの良くもあり悪くもある点

・良くも悪くも個人ビジネス

お店でなく個人にお願いする以上、その人がサービスの全てになります。施術の質、時間を守るか、フレンドリーか事務的か、などなど。

お願いする方がどんなキャラクターかで、自宅ユーファイに対する感じ方は良くも悪くもなるなぁと思いました。

・良くも悪くも日常生活の延長になる

これも人や状況によって良い悪いが異なると思います。

生活の拠点である自宅で施術を受けるので非日常感はあまりなく、施術中に家族が見に来たり子供の泣き声が聞こえたりしていました。

1人目のユーファイをサロンで受けた理由のひとつが、産後なかなか自分時間が取れない中で、サロンに行くことで日常と切り離してリラックス気分を味わいたかったことがあります。

しかし今回は2人育児でやることもたくさんあり、施術が終わってすぐ家のことに取り掛かれる環境は非常に良かったです。

ベビーシッターについて

最後に一応、今回来てくれたベビーシッターについて触れておこうと思います。

ベビーシッターさんはユーファイ師さんのお友達とのこと。おそらく毎回月齢の低い赤ちゃんを任されるので、経験はあると思います。

私は完全母乳育児なので、ベビーシッターさんにお願いしたことはおむつ替えと見守りのみ。

施術の部屋とベビーが過ごしていたリビングは階が違うので施術中の様子は私は見ていないのですが、夫曰くベビーが泣いたら抱っこでリビングや廊下を歩きあやしてくれていた。ベビーが寝たらスマホでゲームをしていた。とのこと。

ユーファイ師さんとは別々に出勤するのですが、5日間のうち2日、20〜30分の遅刻をし(ユーファイ師さんはいつも時間前に到着)、施術を始めたいのにベビーシッターさん待ちで始められないということがありました。

お支払いは最終日にまとめて現金でお渡し。

おわりに

簡易テントサウナの上部

ユーファイ師さんとの当日までのやり取りに不安を感じたものの、施術期間中は効果も実感し満足して終えることができました

ユーファイ師さんが持参した道具は全てに年季を感じ、これまでにもこれらの道具で産後間もないお母さんたちの身体をたくさん癒してきたんだなぁと思うとなんだか感慨深いものがあります。

ユーファイ施術は対象が産後間もない母体ということを念頭に置いた丁寧で細やかな指づかいで、やはり普通のマッサージとは一味違う特別なトリートメントでした。

しかし自宅ユーファイにおける設備の限界はあるので、ユーファイでしっかり効果を得るならば、3日間しか時間が取れなければサロンでのユーファイ、5日間以上時間が取れるなら自宅ユーファイを個人的にはおすすめします。

ユーファイを受けられたい方はユーファイ師さんのご紹介もできますので、こちら又は私のSNSのDMよりお気軽にご連絡くださいね^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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