【スカラ・デイ修道院(Cartoixa d’Escaladei)】プリオラートワイン発祥の修道院遺跡

こんにちは、nasupiです。

カタルーニャを巡る旅のなかで訪れた、ワイン産地プリオラート。このプリオラート産ワイン発祥の地となったのは、意外にも「修道院」とのこと。

12世紀に修道士がせっせとぶどう栽培をしワイン造りをしてくれていたおかげで、今こうして私たちがプリオラートのワインを美味しくいただけるというわけですね。

そんなありがたい【スカラ・デイ修道院(Cartoixa d’Escaladei)】の遺跡を訪れてみましたので、プリオラートワインの歴史とともにその様子をご紹介いたします。

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スカラ・デイ修道院(Cartoixa d’Escaladei)とは

スカラデイ修道院は、当時のスペイン君主アルフォンソI世の命によって1194年に建てられた、カルトゥジオ会(カトリック教会に属す修道会)の修道院のこと。

カタルーニャ語で「スカラ=階段、ディ=神」つまり、「スカラ・ディ=天国への階段」と訳されます。

かつて修道院を建てる場所を探していた修道士が、この場所のイトスギが天高くそびえるモンサン山脈に向かって生えていることに感銘を受け、その様子を表す名前として「スカラ・デイ」と名付けました。

現在もスカラ・デイ修道院の入り口にはイトスギが生えており、訪れたものを迎え入れてくれます。

スカラ・デイ修道院とワインの関係

12世紀の修道院完成とともに、そこに住む修道士たちがぶどう栽培を導入してスカラ・デイのワイン造りが開始。

この修道士たちが造り始めたワインが、現在も多くの人々に愛されているプリオラート産ワインの始まりとされています。

スペイン語で「プリオラート=小修道院」という意味であることからも、スカラ・デイ修道院がこの地のワイン造りに大きく関係していることがわかりますね。

スカラ・デイ修道院の内部

入り口にあるアーチをくぐると、スカラ・デイの名の由来となったイトスギが迎えてくれます。

その先には、かつて修道院の正面入り口であったとされる美しい彫刻の壁。現在建物自体はなくなりこの壁のみ残されています。

その先には礼拝堂であった場所や、

噴水広場などがありました。

ワイン造り以外にも、ここでは農耕や家畜を飼ったりしていたそうなので、このお庭にも牛や羊が歩き回っていたのかしら…と想像を膨らませてみたり。

見学の途中には、修復された修道士の部屋を見学することもできました。

シンプルながらも小洒落たインテリアで、なんだか素敵。

かつて修道士の部屋は20室ほどあり、当時としては大きな規模の修道院であったようです。

スカラ・デイのワイン

このスカラ・デイ修道院自体は1835年に国家によって没収されてしまいますが、バルセロナの資産家3家族によってこの地のワイン造りが再開。

1954年プリオラートのDO認定(原産地呼称)をきっかけに、オーナー3家族は今までそれぞれに造ってきたものを「Celler de Scala Dai」という1つのワインセラーとして世に送り出すことになりました。

現在もスカラ・デイのワインは、ワイン愛好家たちによって愛されています。

私たちもこのスカラ・デイのワインを購入し、飲んでみました。

香りはチョコレートのようなブルーベリーのような、芳醇な香り。
フルボディのしっかりとした濃厚な味わいで苦味と甘味のバランスも良く、肉料理と一緒に合わせて飲みたくなるワインでした。

スカラ・デイ修道院(Cartoixa d’Escaladei)詳細情報

所在地:Rambla de la Cartoixa, s/n, 43379 Escaladei, Tarragona, Spain
電話番号: +34 977 82 70 06
営業時間:10:00~19:30
定休日:月曜日
HP:http://monuments.mhcat.cat/cartoixa_d_escaladei
Google Maps:

おわりに

ワインの始まりが修道院とはなんだか意外な感じがしましたが、この地で慎ましく生活していた修道士たちが造ったワインが今もこうして継承されていることに思いを馳せると驚くやら感謝するやらと、いろんな気持ちになります。

プリオラートワインの歴史を学ぶには外せないこの【スカラ・デイ修道院】、訪れることができてよかった!

プリオラートのワイナリーに来たならば、セットでぜひ訪れていただきたい地です。

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