こんにちは、nasupiです。
バルセロナ内に多数ある、ガウディ建築。
サグラダ・ファミリアに次いで今回訪れたのが、2005年に世界遺産にも登録された【カサ・バトリョ】です。
高級ブティックが軒を連ねるバルセロナ・グラシア通りに突如現れる、ユニークすぎる外観のカサ・バトリョ。
存在感ありまくりの外観もさることながら、内部もそれはそれは見どころがたくさんありましたので、その魅力や見どころをご紹介いたします。
Contents
カサ・バトリョ(Casa Batllo)
カサ・バトリョの原型となる建物(バトリョ邸)は1877年に建てられました。
その建物を1904〜1906年の間に、バルセロナの天才建築家であるアントニ・ガウディによって、直線を限りなく排除したうねりのあるデザインが特徴的な現在のカサ・バトリョにリフォームされました。
モデルニスモ建築の代表作ともいえる作品で見た目が美しいのはもちろん、人間工学に基づいた握りやすい形状のドアノブをつけたり、建物内の扉全てに通気口を配置するなど、その優れた機能性も大きな見どころ。
順路の最後には、素敵なデザインのアイテムが揃うお土産ショップもあります。
カサ・バトリョ見学の所要時間は1〜2時間程度。
カサ・バトリョ入場チケットはインターネットにて事前購入
私たちは事前にインターネットにてチケットを購入しました。
カサ・バトリョ公式HP→https://www.casabatllo.es
チケットにはグレードがいくつかあり、通常より早く中へ入れるチケットなどのオプションによって値段が変わってきます。

私たちはシンプルに、見学のみのチケットを購入。
音声・3D映像のスマートガイド付き
事前購入したチケットを提示し中へ入るとまず、スマートフォンのような端末とヘッドフォンを渡されます。その名も「スマートガイド」。
これは音声と3D映像のガイドで、館内を分かりやすく説明してくれます。日本語もあり。
カメラ機能を使って、その場所の当時の様子を3Dで画面に映し出したりアニメーションでイメージを伝えてくれたりと、エンターテイメント性に溢れた解説がとても楽しい。
カサ・バトリョ正面ファサード
バルセロナのメイン通りに圧倒的存在感を醸し出すのがこのカサ・バトリョのファサード。
石やガラスの破片を貼り付けたファサードは、優しい色合いながらキラキラと輝き、とても美しいです。
カサ・バトリョは、窓の格子が骨のような形状であることから「骨の家」、また窓が大きな口を開けた様のように見えることから「あくびの家」とも呼ばれます。
カサ・バトリョ建物内部
まず緩やかな螺旋階段が迎える玄関ホール。手すりは人の手に馴染みやすい設計がなされています。
階段を上がった先にあるフロアからは、先ほど外から見たファサードのステンドグラスを内側から見ることができます。
大きな窓から差し込む光はステンドグラスを通してカラフルに輝き、とても美しい設計。
そしてカサ・バトリョ内部の一番と言っていいほどの見所は、この吹き抜け空間。
海底洞窟をイメージして設計されたというこの吹き抜け空間は、ブルーのグラデーションが美しく上に行くほど濃い色へ変わります。
吹き抜けに面した窓も上の方へ行くほど小さくなっており、実際よりも広く感じるような視覚トリックが採用されています。
…
おぉっと、水の中に入ってしまった…!?
と思いきや、こちら実は吹き抜けに面して付けられているガラスなのでした。
ガラスが織り成すゆらめいた景色は、まさに海底にいるような感覚に。
カサ・バトリョのテラス
順路に沿って見学を進めていくと、途中でファサードとは反対側のテラスに出ることができます。
床にはタイルが貼られ、モザイクデザインのオブジェがあったり人工池があったり。
太陽の光を感じながら一息つける憩いの場となっています。
カサ・バトリョの屋上
カサ・バトリョの屋上では、この特徴的なキノコ型の煙突を見ることができます。
ガウディは煙突もオブジェとみなし可愛らしく装飾したほか、各部屋の煙突を1箇所にまとめることで機能的な役割も果たすという、斬新な建築方法が取り入れられています。
そして、このカサ・バトリョの屋上からはバルセロナの街を一望☆…とまでは行かないまでも、高い建物の少ないバルセロナだからこその街並みを見渡すことができます。
バルセロナらしさのある、特徴的な建物も見ることができました。
カサ・バトリョ詳細情報
所在地:Passeig de Gràcia, 43, 08007 Barcelona, Spain
電話番号: +34 932 16 03 06
営業時間:9:00~21:00
休館日:なし
HP:https://www.casabatllo.es
Google Maps:
おわりに
デザイン性に溢れながらも、機能性に優れたガウディこだわりの邸宅は、今でも住居にできそうなほど美しく保たれています。
もともとバトリョ邸として作られたため、洗濯部屋やアイロン部屋など、人が住むための設計となっていますしね。
カサ・バトリョは分かりやすいガイド付きですし、見終わった後の満足感がかなり高かったです。
バルセロナに来てどのガウディ作品を見ようかな〜と迷ったら、サグラダファミリアとセットでこの【カサ・バトリョ】を是非ともおすすめいたします!
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