こんにちは、nasupiです。
情熱の国スペイン発祥の舞踊といえば、そう、「フラメンコ」でございますね。
せっかくスペインに来たならば、フラメンコのステージを鑑賞してみたいなぁと思い調べていたところ、とっても素敵な劇場にて催されることが判明。
その劇場とは、バルセロナにあるコンサートホール【カタルーニャ音楽堂】。
今回幸運なことに、素晴らしい建築であるカタルーニャ音楽堂にてスペインの伝統芸術フラメンコを楽しむという贅沢な時間を過ごしましたので、その様子をご紹介いたします。
Contents
カタルーニャ音楽堂とは
建築家であるリュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーによって1905年から1908年にかけて建設された、アール・ヌーヴォー様式のコンサートホール。
元々はカタルーニャ・ルネサンス(文芸復興運動)において指導的役割を果たした合唱団「ウルフェオー・カタラー(Orfeó Català)」のために作られたコンサートホールでした。
現在カタルーニャ音楽堂は世界遺産に登録され、毎夜様々なステージが繰り広げられています。
劇場内はアール・ヌーヴォーの豪華絢爛な装飾が施され、開演前もそれらを眺めながら空間を楽しむことができます。
今回私たちは3階席の中央近くでステージを鑑賞することに。
フラメンコとは
カンタオール(ラ):歌い手、ギタリスタ:ギター奏者、バイラオール(ラ):踊り手が一体となって情熱的に表現する、スペインの伝統的な舞台芸術。
フラメンコの歴史は15世紀に遡ります。インド北部からスペインにやってきた人々が、アンダルシア伝統の音楽をリズミカルにアレンジし踊りをつけたのが始まりとされています。
情熱的ながらもどこか切なげな表現には、迫害を受けてきたロマ族の悲しみが込められているとか。
観客も一体となった熱いステージ
今回のステージは、アコースティックギターのおじさんトリオ、踊り手の男女ペア、そして歌はほぼなかったけれどリズムを奏でる奏者1名から成るパフォーマンスでした。
ショーの最中は音楽に合わせて動く圧巻のプロジェクションマッピングが映し出され、劇場内の盛り上がりを加速させます。
そして、さすがは情熱の国スペイン!オーディエンスの反応がアツい!!
ステージが一幕終わるごとに大歓声の渦です。こんなに大きな反応が返ってくるならばきっと演者もやりがいがあることでしょう。
終演後は観客である私たちもなぜかやりきった達成感があり、非常に満ち足りた気持ちで劇場を後にしました。
とても心踊る、楽しい夜となりました。
カタルーニャ音楽堂 詳細情報
所在地:C/ Palau de la Música, 4-6, 08003 Barcelona, Spain
電話番号: +34 932 95 72 00
HP:https://www.palaumusica.cat/en
Google Maps:
おわりに
カタルーニャ音楽堂の建築の素晴らしさもさることながら、フラメンコの熱いステージにすっかり魅了された素敵な夜となりました。
カタルーニャ音楽堂では日程によって様々なステージが毎夜のように行われています。フラメンコもあれば、室内楽、コーラスなどなど…。
きっと同じカタルーニャ音楽堂のステージでも、催される演目によって全く違った雰囲気になるのだろうと思うので、また機会があれば違ったステージを観てみたいな、と思いました。
皆様もバルセロナへお越しの際はぜひカタルーニャ音楽堂にてスペイン芸術に触れてみてくださいませ!
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