ご覧いただきありがとうございます、nasupiです。
バンコクで妊娠出産シリーズ、前回の「#7 ノンストレステスト(NST)」に続き、今回は
【#8 正産期の妊婦健診・予定帝王切開方針決定】
について書いていきます。
妊娠37〜40週、バンコク病院でのお話です。
ちなみに正産期前の妊娠36週の健診では、NST・経腹エコー・膣と直腸のGBS(B群溶連菌)検査を実施しています。
妊娠37〜39週
妊娠37週に入り、もういつ産まれてもおかしくないとの心構えで日々過ごしていました。この時はまだ自然分娩の予定だったので、「今日陣痛くる予感がするからいつでも病院行けるように…」と座って眠ったこともあったのですが、不発、不発…が続く。
予定日近くなってからの周りからの「いつ生まれる?」も、気にしてくれてありがたいながらも鬱陶しくなってきます。それ私が一番知りたいっつーの!
臨月(妊娠36週)入ったくらいに「臨月だよね?応援しているね!」メッセージのあと出産までそっとしておいてくれたのが一番嬉しかったですね。
正産期の妊婦健診
正産期(妊娠37週〜)に入ってからの妊婦健診は週に1度となりました。
今まで同様、診察の前には毎回身長・体重・血圧・体温測定・尿検査を実施します。
<妊娠37週>
前回のGBS検査の結果説明→【陰性】
ドップラーにて心音確認と医師による腹部触診のみでこの日は終了。
<妊娠38週>
ドップラーにて心音確認と医師による腹部触診。
体重減少を指摘され、急遽NSTと経腹エコーを行うことに。
また病院のポリシーで、無料で新型コロナウイルスのPCR検査を受けるとのこと。
↓
LDR室にてNST(NSTについては前回の記事をご参照ください)
↓
新型コロナウイルスのPCR検査
別棟に車椅子で移動し、長〜い綿棒を鼻に突っ込んできました!綿棒が耳から出ると思った(T_T)
↓
経腹エコー・羊水量の確認
↓
Drの診察室にて諸々の結果の説明
<妊娠39週>
ドップラーにて心音確認と医師による腹部触診。
内診にて子宮口の開き具合を確認(いわゆる内診グリグリ)。
前回の新型コロナウイルスPCR検査結果は陰性。
ここで予定帝王切開となることが決定(詳しくは後述)。
この日から2日後に入院、3日後に出産することが決まる。
予定帝王切開の方針決定
ずっと経膣分娩(自然分娩)にて出産するつもりでここまで来たのですが、急遽予定帝王切開へと出産方法が変わりました。
妊娠39週の診察でなにがあったのか、医師の説明をざっくりまとめると以下の通り。
赤ちゃんは順調にスクスク育っているが、赤ちゃんの頭が左骨盤に斜めにハマってしまっている。
そのせいか子宮口は内診で触れられないほど上の方にあるので、まだまだ出産にはならない。
このまま様子を見てもいいが、陣痛が来るまでの期間で赤ちゃんはさらに大きくなり、はまった頭が自然に正しい位置に戻る可能性は低そう。
経膣分娩はリスクがあるが強い希望があるならトライしてもいい、ただし今日から毎日診察に来て赤ちゃんの健康状態をチェックする必要がある。
以上のことを医師に説明されました。
私は特段経膣で産まなければ!という気持ちもなく、それよりももはや「早く産みたい…(出したい)」という気持ちいっぱいで日々を過ごしていたため、迷うことなく帝王切開を希望しました。
この日は私ひとりで産婦人科に来ていたので、2日後に夫を伴い再び診察と医師からの説明。
最終確認ののち、その日の夜に入院、翌日出産と相成りました。
タイでの帝王切開
タイでは帝王切開率が異様に高いです。
真偽のほどは定かではないですが、ここ仏教国タイではお坊さんに出産に佳き日を選んでもらい、その日付指定で帝王切開を行うとか。
またタイの病院はお産においてリスクをあまり取りたがらないという話はよく聞きます。少しでも懸念材料があるならばすぐに帝王切開になると。
私の場合帝王切開になる理由は色々と説明してもらいましたが、もしかしたら妊娠糖尿病という診断がついた時点で担当医の中で帝王切開になることは決定していたのかもしれません。
こういう点でも、日本で産むかタイで産むか、タイで産むなら自然分娩推奨病院を選ぶのか立地や利便性で病院を選ぶのか等、チョイスのしどころが分かれますね。
おわりに
結局のところ私は「バンコク病院で予定帝王切開にて出産」しか経験がないのでその点でしかお話ができませんが、ご質問等あればお気軽にお尋ねくださいね。
海外での妊娠出産はわからないことたくさんで不安いっぱい!は痛いほど知っていますから、私の経験談が少しでも不安な妊婦さんの助けになれば幸いです。
さて、次回はいよいよ出産!です!!
▶︎バンコクで妊娠出産【#9 バンコク病院にて帝王切開術での出産・入院生活レポ】
このブログ執筆をサボっ…休止していた間に、バンコク病院での出産を検討されている方や興味を持たれている方から複数件の更新リクエストをいただきました。本当にありがとうございます、そしてお待たせして申し訳ございません。
ささやかな個人ブログではございますが、少しでもお役に立てたのならこの上ない喜びです。