こんにちは、nasupiです。
メイドと聞くと富裕層が雇うイメージがありますが、私たちの住むタイではごく一般的な家庭でもメイドを雇うことは普通です。
日本ではまだ一般的ではないかもしれませんが、私たちが東京に住んでいた当時は2人とも働いていたのでメイドさんにきてもらっており、掃除や洗濯をしてもらい大変助かっていました。
夫婦共働き世帯もどんどん増えてきているこのご時世、日本でのメイドの需要も今後かなり高まってくることと思います。
この記事では、タイでのメイドについてのあれこれを、私の体験をもとに書いてみました。
今回は、初めてタイでメイドを雇った時の【通いパートタイム】としてのお話を書いていきますね。フルタイムや住み込みについてはまた別記事にしようと思います。
私たち夫婦は「メイド」と呼んでいますが、バンコクに住む日本人の間ではメイドさんのことをアヤさんと呼ぶようですので、この記事でもアヤさんで統一表記します。
Contents
リタイア夫婦2人暮らしにアヤさんは必要か
以前東京で2人暮らしをしていた当時は2人とも働いていたので、メイドさんを雇っていました。その時お願いしていた頻度は週に2回、3時間程度。
私たちの今の生活は、正直いうと自分たちで掃除する時間はたっぷりあります。
しかし引越しで家が広くなり、一度納得するまで掃除をしてみたらとても時間と労力がかかったので、引越しを機にバンコクでもアヤさんをお願いすることに。
どうやってアヤさんを見つけたか
私たちは、今住んでいる家のオーナーさんが10年以上雇っているアヤさんを紹介していただきました。
オーナーさんからも「非常に信頼の置ける方」と事前に伺っていたので、不安要素はナシ。
したがって私たちの場合は面接等もなく、初めてお会いした日からお仕事をお願いしました。
タイ人女性ですが、英語も話せる方なのでコミュニケーションも問題なし。
アヤさんのお給料
実際にお仕事をお願いする前に、週1回でお願いした場合の金額を伺ってみると
・洗濯なしの掃除のみ:3500B/月
・洗濯+掃除:4000B/月
でした。私たちの場合頻繁に海外へ行くため家を空けることが多く、月額より単回払いの方が都合がいいので、現在は週1回で
・洗濯+掃除:1000B/回
でお願いしています。1回につき6時間ほど働いてくれます。
追記)その後、週3回に増やしました。
友人にこの話をしたら「安いね!」と言っていたので、相場はもう少し高いのかな?
もしかしたら日本人宅のアヤさんは、日本語という特殊言語を話せたりするので能力給としてもう少し高いのかも?(あくまで私の適当な予想です)。
またお給料とは関係ないですが、普段お土産というものを滅多に買わない私たちも、アヤさんにだけは旅先でちょっとしたお菓子などのお土産を買って帰ります(家を空けた分、仕事がなくなってしまう彼女への懺悔の意味も込めて)。
差し上げた後は毎回、お礼の言葉とともに食べかけのお土産の写真を添付してくれるので、こちらも楽しい。笑
アヤさんの仕事内容
基本的な仕事内容は洗濯+掃除。
洗濯は衣類、ベッドシーツ・リネン類、ソファーカバー、クッションカバー、各フロアにあるタオル、バスマット、テーブルクロス、キッチンクロス他、アヤさんが洗濯が必要と判断したもの。きちんと色物・白物を洗剤を使い分けて洗い、丁寧に干してくれます。
初回に定位置を全て伝えたので、洗濯物の回収とともに新しいものの交換・セッティングもしてくれます。
私たちは現在アイロンを持っていないのですが、買えばアイロンがけもやってくれるそうです。
掃除は、全フロア掃除機の後モップで拭き掃除ワックスがけ、ゴミ出し、窓拭き、各フロアのベランダ・バスルーム掃除、ガレージ掃除、キッチン掃除(冷蔵庫・オーブン・レンジ含む)、食器洗い。家電・家具の拭き掃除。ソファのコロコロ。先日は扇風機の羽根を分解して掃除してくれていました。
私たちが気づかない汚れもいつの間にか綺麗にしてくれるので、もっとやってくれている部分があるかも。
上記に加え、実際には草木の手入れや、家の修理等の業者対応(これはオーナーさんの方から依頼されてアヤさんが行ってくれます)、私たちが留守中のメンテナンスなどしてくれます。
いつも時間ぴったりに来て今まで遅刻もなく、おそらく性格は几帳面。また非常に気の利く方で「そこまでしてくれたの?!」と仕事ぶりには毎回感動。
オーナーさんも仰っていましたが、本当に掃除が好きな様子。お仕事中はイヤホンで好きな音楽を聴きながらノリノリで機敏に動いています。
アヤさんの仕事道具
掃除・洗濯に必要な洗剤等の物品は初回時にアヤさんがその場で買いに行き、戻ってきた際にかかった金額を請求してくれたので支払いました。
しかしその後はアヤさんのポケットマネーから払っているような気がする…。
請求してねとは言ってあるのですが、他のクライアントに請求したことがないのか、私たちが怖くて言い出せないのか(?)。
ポケットマネーで買っていたらあまりにもかわいそうなので、なくなりそうなものがあることに気づいたらあらかじめ購入するようにはしています。
それでもちょこちょこ新しいアイテムが増えていたりするので、いつかボーナスをお渡ししないとなぁとは思っています(相場がわからないのですが…)。
あと、「タイのアヤさんは掃除機を使わずホウキを使う」とフリーペーパーか何かで読んだのでホウキを準備してみたのですが、ウチのアヤさん一切ホウキ使いません。バリバリ掃除機使います。笑
アヤさんを雇う際の注意点
貴重品の管理
現在のアヤさんは非常に信頼できる方なので心配はしていないのですが、何かあった時にお互い嫌な気持ちにならないよう、貴重品の管理は今でも気をつけています。
時計、ジュエリー、現金、パスポート、その他貴重品はストレージに入れ、アヤさんのくる前日の夜に必ず施錠しています。
以前東京に住んでいた時に、ダイヤモンドのピアスがなくなったことがありました。ジュエリーの置き場所は決めていたので、ここになければ他の場所は心当たりがない…。こういった時に真っ先に思い浮かぶのは、部屋に出入りする第3者の顔です。もしかしたら自分が無くしただけかもしれないのに、メイドさんを疑ってしまう…。そんな自分がとても嫌だったし、今後も不必要に人を疑ったりしたくないので、自分でできる対策はできる限りしておくべきとその一件で心に誓いました。
清潔・不潔の感覚
これはサービスアパートメントに住む知人から聞いた話ですが、知人宅に来たアヤさんは、トイレの床もキッチンもリビングの床も同じ雑巾で掃除をしてしまうとのこと。
我が家のアヤさんは布巾類に関して「これはキッチン、これは床」と私たちにも教えてくるくらい徹底しているので心配はないのですが、人によって清潔・不潔の感覚はだいぶ違うようです。
心配であれば仕事ぶりを確認して逐一注意するか、アヤさんを変えるか、何かしらの対処が必要かもしれません。
アヤさんにへりくだりすぎない
「ホント!?」と思うような話ですが、これも知人から聞いた話。
知人曰く、タイ人は相手が自分より格下か格上か、相手の態度を見て判断し、ヒエラルキーをつけたがる、とのこと。
あんまりにもアヤさんにへりくだり過ぎるとナメられるんだそうです…。
雇用主と被雇用者という時点で関係性は明確な気がしますが、どこまで手を抜いていいか、ラクしていいかをとってもよく観察しているとか。
我が家のアヤさんを見ていると全くそんなことを気にしているようには見えないのですが、確かに今までタイで暮らしていて、私たちがタイランドエリートと分かるや否や態度が豹変したタイ人を目の当たりにしたことが何度かありました。
したがって、人によりけりだとは思いますが、アヤさんのキャラクターを見て接し方を考えた方が良いかも、ということのようです。
アヤさんを雇ってみた感想
いやぁ、もうホント、楽!です。
現在お願いしているのは週にたったの1回ですが、それだけで本当に生活が楽になります。
自分たちがすることといえば、毎日軽くクイックルワイパーをかけるのと、アヤさんが来ない日に1回洗濯するくらい。
アヤさんの人柄も良く、非常によく働いてくれてこちらもノンストレス。
雇う前はタイのアヤさんにまつわる色んな話(良くも悪くも)を聞いていたので少し構えていましたが、蓋を開けてみたらもう手放せません。
アヤさんを雇うかどうか悩んでいる方は、一度お試しでお願いしてみることをお勧めします^^生活がとても楽になりますよ。
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