バンコクで妊娠出産【#3 新型出生前診断(NIPT)@バンコク病院】

ご覧いただきありがとうございます、nasupiです。

バンコクで妊娠出産シリーズ、前回の「#2 心拍確認 @バンコク病院」に続き、今回は

【#3 新型出生前診断(NIPT)@バンコク病院】

を書いていこうと思います。妊娠12週ごろのお話です。

出生前診断は非常にデリケートな問題ですが、私たちにとって出生前診断は命について改めて向き合いじっくり考えるという貴重な時間を授けてくれた素晴らしい機会でした。

以下この記事の性質上医療的な記述がありますが、私が医師から受けた説明の内容・調べたことをまとめた備忘録的なものですので、その点ご了承いただいた上でお読みください。

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妊娠12週頃の母体

前回の受診(胎児心拍確認)から6週間も間隔があき、胎動もお腹の膨らみもさほどないこの期間、健診日が来るまでお腹の赤ちゃんが元気に成長しているのかどうか非常に不安でした。

ただこの期間につわりはあったので、辛かったけれど「赤ちゃんがいるんだな」との実感につながっていました。

私の場合のつわりは味覚の変化が週替わりに起こり、この時期は「昨日食べられたものが今日食べられない!」なんて具合で食べられるものがコロコロ変わっていました。特に塩っ気の多いものを欲していた記憶があります。

食べることに幸せを感じて生きてきた身としては、食を楽しめない日々はとても過酷でした。

妊娠12週・妊婦健診の流れ

身長・体重・血圧・体温測定・尿検査

経腟エコー

Dr問診
・前回の血液検査の結果説明
・出生前診断の意思確認・最終説明
・次回の健診日の予定確認と説明

新型出生前診断(染色体検査)のための採血(スピッツ3本ほど)

新型出生前診断(NIPT)とは

出生前診断については、命の選択と言う見方もあり様々な意見がありますね。非常にデリケートな問題だと思います。

今回私が受けた新型出生前診断(NIPT)とは、妊娠10週以降の母体の血液から赤ちゃんのDNAを分析し染色体異常などの先天性異常の有無を調べる検査のこと。

精度が非常に高く流産リスクもほぼないことから、近年世界中で胎児染色体異常のスクリーニング検査に広く用いられています。

出生に関わってくる胎児染色体異常は主に

・21トリソミー(ダウン症)
・18トリソミー(エドワーズ症候群:心臓ほか先天的欠損)
・13トリソミー(パトウ症候群:脳ほか先天的欠損)

の3つで、これらの合計は胎児染色体異常の約70%となっています。

18トリソミー・13トリソミーは流産か死産、または生まれても1年以内に亡くなるケースが多いもの。

21トリソミーはこの中では一番発生割合が多い一方、亡くなることなく成人するケースが大半ですが、身体・精神発達の遅れ・医療介入は出生以後ほぼ必須となります。

私たちが通っているバンコク病院ではNIPTをスクリーニングとし、確定診断は羊水検査を行います(スクリーニングには他の選択肢も提示されますが、安価な反面精度が落ちるものなのでここでは割愛します)。

日本とタイでのNIPT

日本ではこのNIPTは“基本的には”出産時年齢35歳以上のハイリスクの方が限られた認定施設で厳重なカウンセリングを受けたのちに受けられるという、かなり慎重な扱いになっているそうです。そして料金もとても高い(20万前後)。

さらにはNIPTによって性別は分かるものの、倫理的観点から伝えられないとのこと“基本的には”なので、そうでない認可外施設もあります)

一方私がNIPTを受けたバンコク病院では、年齢問わず料金を払えば妊婦誰でもNIPTを受けることができ、もちろん性別も教えてくれます。料金も安くはないけれど(2万THB≒7万円)、日本と比較すれば格安と言える価格。

NIPTについて夫婦で話し合う

前回の診察で医師からNIPTの説明を聞き、私はNIPTの結果を知ってどうするか以前に出産前に我が子について知っておくこと・自分の身体の中で今起こっていることを知ることは大事だと考えました。

したがってNIPTを受けること自体についてはほぼ悩むことはありませんでした。

その一方で、もし陽性が出た場合にどうするかについては安易に答えが出せるものではありません。

夫婦で一緒に染色体異常についての文献を読んだり、医師である義姉に話を聞いたり、染色体異常をもちながら生活している子供の家庭についての本を読んだりと、この日の健診までに時間をかけて調べ、話し合いました。

そうして出した夫婦の意見は概ね一致していたので揉めるようなことはありませんでした。

NIPTをきっかけに、お互いにどういう考え方を持っているのかや夫婦でどういう方向に進んでいきたいのか再確認できたのは、今振り返ってみると非常に意味のある時間だったと感じます。

おわりに

NIPTについて調べている中で、実に様々な情報に触れました。

出生前診断で陽性となった後にとる行動が、どんな決断でもその家庭ごとに答えがあって、固有の正解が存在する問題ではないのでしょう。

妊娠して初めて気づくことや学ぶこと、深く考えることが次々と私のもとにやってきて、妊娠期間というのは人として・親として本当に成長させてもらっているなぁと実感。生まれる前からすでに、我が子に感謝です。

バンコクで妊娠出産シリーズ、お次は【#4 妊娠糖尿病スクリーニング(50gグルコースチャレンジテスト)】です。

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