こんにちは、nasupiです。
私たちの住むタイのスーパーには、南国だけにたくさんの種類のフルーツが売られています。
その中には、日本ではあまり見かけないような得体の知れないものも。
ここはB型女子、未知との遭遇に血が騒ぎ、スーパーに陳列されている中で一番怪しげな、トゲトゲした赤褐色のフルーツを買ってみることに。
後から調べたところ、こちらは【サラック】という果物らしいことが判明。
トゲがあるので刺さらないよう食べ方を模索しながら、この「サラック」に初挑戦してみました!
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見た目が怪しいトゲトゲフルーツ「サラック(สละ)」とは
赤褐色の皮に鋭いトゲが無数に生えている、小さいラグビーボールのような形のフルーツ。
サラ、サラクなどと呼ばれることもあるようです。
また、トゲが取れた姿が蛇の皮に似ていることから「スネークフルーツ」と呼ばれることも。
暑期から雨季にかけてが旬の時期なので、ちょうど今(5月)が旬ですね。
日本語名は「サラカヤシ」というようにサラはヤシ科の植物で、サラの木もヤシの木のような形をしているそう。
タイのフルーツの中ではちょっぴり高級な部類なのだそうですが、上の写真1房で9B(≒32円)。
ちょっとしたおやつに最適です。
サラックの食べ方を模索
トゲが鋭く、気をつけないと容赦なく指に刺さります。
トゲを落として販売されているものもあるようですが、私が買ったスーパーではトゲアリしかなくて。
みんなどうやって食べているんだろうとネットで検索してみたけれど、みなさんトゲに気をつけながらなんとか皮をむいて食べている模様。
「房から外してザルに入れて揺するとトゲが取れる」という情報を見つけやってみたところ、だいぶいい線はいきますが100%ではない。
何かいい方法がないかと模索した結果、一つの方法を編み出しました!
私たち流!トゲのあるサラックの食べ方
1)下準備として、サラックを全て房から外しザルに入れて揺すり、トゲをある程度取ります。
2)サラックの両端をハサミで切り落とします。切り落とした断面を持てば、トゲが刺さらない!
3)切り落とした片側から縦にハサミを入れ、一直線に切れ込みを入れていきます。
4)皮を広げ、実を取り出します。実は皮からカパッと綺麗に取り出せます。気になる方は、実についた薄皮も剥きます。
5)実は1つだけのものだけではなく、皮の中で2〜3個くっついているものもありますので、その場合は割って1つずつ食べます。
実の中に大きな種があるので、種の周りにくっついた果肉を歯で削り取るようにして食べるイメージ。※トゲなしで売られているもの、および 1)でトゲがキレイに取れたなら、尖った方から手でむくと螺旋状にくるくると剥けます。
サラックの匂いと味
まず皮から取り出した実の匂いは、甘い香りの中に「ん?」、長時間トレッキングした後の足の裏の香りが一瞬よぎる、みたいな感じ。
ジャックフルーツの香りに近いかな。ドリアンまではいかない。少し発酵した香りです。
さて、気になるお味は…とても甘酸っぱい!!
熟し具合によりますが、酸味が強めで、レモンをかじったような酸っぱさがまずはじめに来ます。
そのあとに、甘い果実の風味がホワンと鼻に抜けます。
食感としては、びわに近い感じ。取り出した時のナッツのような見た目とは裏腹に、意外にもジューシー。
※小さい実に注意
たまに、皮を開けたら実が異様に小さいことがあります。
食べてみると、かなり渋いので食べないほうがベター。未成熟なもののようです。
おわりに
サラックは今回初めて食べましたが、驚異的な見た目に反して甘酸っぱくて可愛らしい味でした。
ただトゲがあるために、ちょっと皮を剥くのが面倒くさいっていうのはあります。
あらかじめ剥いてあるものがあればそれを選んだほうが圧倒的に時短ですが、コツをつかめばだいぶ早く実までたどり着けるようになります。
私も1房食べ終える頃にはだいぶサラックマスターになっていました。
皆さまも、タイのスーパーでこの「サラック」を見かけたら、ぜひトライしてみてください。そして食べる際にはハサミを携えて!
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