こんにちは、nasupiです。
チェンライ旅行前に、バンコクに住むグルメな友人夫妻(スウェーデン人の旦那さんとタイ人の奥さん)とお茶をした際、「チェンライに行くなら絶対に行ったほうがいいレストランがある」と教えてくれました。
それが今回ご紹介する【Locus Native Food Lab】というレストランです。
口コミを見てみると、「とても美味しい」「素晴らしい時間を過ごせた」など賞賛の嵐!これは期待高まる!!
しかし「予約は6ヶ月前にしなければならない」というコメントを見つけダメ元で1ヶ月前に連絡してみたところ、なんと幸運なことに予約ができた!イエーイ!!ということで、期待に胸を膨らませて訪れてみました。
Contents
Locus Native Food Labとは
チェンライの中心地から5kmほど離れた場所にひっそりと佇む1軒家レストラン。
日本食レストランで修行を積んだオーナーシェフが満を持して独立し、2017年5月に開業した比較的新しいお店です。
しかしその素晴らしいお料理の評判は瞬く間に広まり、このレストランへ行くためだけにチェンライに来る人もいるそうな。
そうしてわざわざ時間とお金をかけてこのレストランを訪れる人が後をたたず、さらにその評判を聞きつけたタイ中のシェフがこぞって集まるという、実力派のレストラン。
チェーン展開の話もたくさん来るそうですが、オーナーさんは家族との時間を大事にしたいので全て断っているのだそう。
そうそうこちらのタイ人オーナーさん、育ちはバンコクのインターナショナルスクールとのことで、ナチュラルなアメリカアクセントの英語を話してくださり説明がとっても聞き取りやすいです。
こぢんまりとした店内
超人気店と聞いていたので、混雑した店内なのかな〜と思いきや、到着してびっくり。とてもこぢんまりとしたお店です。テーブル席が2つに、5〜6人座れるカウンターのみ。
19時に私たちが来てから回転はしていなかったので、1日3〜4組程度限定なのでしょう。
オーナーさんに尋ねると「あんまり忙しいとスタッフも休めなくなっちゃうから」とのこと。
今回私たちはテーブル席でしたが、カウンター席は調理の様子が間近で見られるので特等席かもしれませんね。
ワインをチョイス
タイ料理と合うワインを…とのふわっとした注文にも真摯に対応してくださり、白ワインで4つの候補を出してくださりました。
品種やオーナーさんの説明を考慮して決めたのが、こちら。
ローレンツファイブのシンギングというオーストリアワイン。
キリリとした爽やかな味わいが、タイ料理と絶妙にマッチしてとても美味しかったです。
ストーリー性のあるお食事
今回は全7品でしたが、うち6番目は5種盛りなので相当なボリュームです。
まず最初の1〜5番目が、北タイ伝統料理をモダンバージョンにしたもの。次の6番目が、1〜5番目で提供された料理のクラシックバージョン。答え合わせのようなものですね。最後の7番目にデザート。
1つ1つにお料理のストーリーを話してくださいます。説明がうろ覚えの部分もあるので間違っていたらすみません(笑)が、だいたいこんな感じでしたというのがお伝えできれば幸いです。
1番目 卵料理
元となる料理:「カイパーム」
バナナの皮の中で蒸し焼きにする北タイの卵料理。
モダンバージョンでは卵はパリパリの薄焼きとなり、中のクリームチーズを包み込んでいます。
しょっぱなこの1皿目がめちゃめちゃ美味しかったので、期待値ガン上がりです。ぺろっと平らげたにも関わらず、よく見ていてくださりテンポよく2皿目が運ばれてきました。
2番目 ナマズのカリッと焼
元となる料理:「ラーププラー」
魚のひき肉をスパイスや香辛料で和えたイサーン(東北)料理。
ラープがモダンになるとこうもオシャレになってしまうのか…という感動を覚えた一皿。ナマズも泥臭くなく美味しくいただけました。
添えられたリコリスの葉っぱがとてつもないアクセント。
3番目 ポークネックパパイヤソース添え
元となる料理:「ナムプリックオーン」
トマトと豚ひき肉のディップで、生野菜をつけていただく北タイ料理。
モダンバージョンでは柔らか〜なポークネックと共に、トマトの酸味をパパイヤソースを用いて演出しています。裏に隠れたシャキシャキ野菜たちとの相性も抜群。
4番目 チキンのカリームースがけ
元となる料理:「ゲーン・クワ・ファック・サイ・ガイ」
タイ北部料理、鶏肉と冬瓜入りのカリー。
モダンバージョンでは、チキン・冬瓜・クルトンにカリー風味のムースをかけてくれるというパフォーマンス付き!
チキンにかけた炙りライムの酸味がとても爽やかで美味しくいただけました。
5番目 激辛マカロン
元となる料理:「ナムプリックカピ」
青唐辛子のペーストと、ご存知フランスのお菓子マカロン。
と〜っても甘いマカロンと、と〜っても辛い青唐辛子のペーストのコラボレーション。コレが意外にイケました!
試行錯誤を重ねて、この形に落ち着いたそうです。
6番目 北タイ名物カントーク料理
さてついに、今までの料理の答え合わせがやってまいりました。
カントーク料理は北タイ伝統の宮廷料理です。5種類のおかずが大きなカゴに入れられてやってきます。
そしてカトラリーが下げられ、フィンガーボウルとおしぼりがかわりに提供されました…そう、カントーク料理は手で食べるのです。
オーナーさん曰く、多くの人が食事を目(見た目)、鼻(香り)、舌(味)で楽しんでいるのに、手(触覚)で楽しんでいないのはもったいない!とのこと。
寿司すら手で食べたことのない私ですが、もち米をつまんでおかずと一緒に口に運ぶのはとても新鮮な体験でした。
料理の内容も「アレがコレだったんだね〜」などとみんなで話し合うのもとても盛り上がります。
おかずのおかわりも自由。しかしここまで来るのにすでにお腹がいっぱいなので、おかわりは至難の業でした。
7番目 バナナ白玉アイス
元となる料理「カオトムマット」
ココナッツミルクで味付けしたバナナともち米をバナナの葉で巻いて蒸したお菓子。
モダンバージョンでは白玉もちが入っていました(オーナーさんはDANGO!と言っていました)。アイスクリームとバナナも良いコンビネーション。
なんだか和菓子のようなニュアンスを勝手に感じました。
今回のお会計
4人のお食事+ドリンク代で、合計8500B(≒29750円)でした。
ワインのボトルも入れ、この満足感で1人7500円程度のディナーとは、なんとコストパフォーマンスの良いことか。
近所にあったら絶対通いつめたいところ。チェンライって素晴らしいね。
Locus Native Food Lab 店舗情報
所在地:171/24 B.Santarnlhuang T.Rimkok A.Muang Chiang Rai, Thailand 57100
電話番号: 065 023 2627
営業時間:18時~23時
定休日:月曜日
Facebookページ:@locusnativefoodlab
Google Maps:
おわりに
いやぁ、こんなに感動を覚えるほどのレストランは久々でした。
チェンライへ行かれる方にはこのLocus Native Food Lab、自信を持っておすすめしたいレストランです。むしろ私が、このレストランに行くためにまたチェンライに来たいわぁ。
メニューも毎月変わるそうなので、それもリピーターが絶えない理由の一つでしょうね。
どんどん進化していくLocus Native Food Lab、またぜひ再訪したいです。
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