こんにちは、nasupiです。
10月のタイ祝日3連休、バンコクから車で3時間半のカンチャナブリ県へ国内旅行してきました。
1日目はカンチャナブリ中心部を観光し、2日目にはカンチャナブリ県の最も西側、ミャンマーとの国境を有する【サンクラブリ郡】を訪れました。
※カンチャナブリからサンクラブリへの行き方はこちらの記事をご参照ください。→タイ国内旅行!ミャンマーとの国境郡サンクラブリとは?カンチャナブリからの行き方
サンクラブリはモン族という民族が住まう場所で、ミャンマーとの国境に最も近い郡であることからも色々な文化が融合した興味深い土地です。
特に全て木で作られた【モンブリッジ】は見もの。
そんな魅力あふれるサンクラブリの様子をご紹介いたします。
<Sponsored Link>
Contents
世界第2位の木造橋 モンブリッジ

全長約850mの、ソングリア川にかかる大きな木造橋。
このモンブリッジは世界第2位の木造橋として有名で、タイ人も国内旅行先として多くの人が訪れる人気の場所です。
じゃあ第1位はどこ…?と疑問が湧いてきますよね。
実は第1位は日本にあったのです!!静岡県にある「蓬莱橋」という橋なんだそうな(全長897mとのこと)。
調べてみるとこちらもとても美しい。いつか訪れてみたいものです。
モンブリッジは、早朝には僧侶たちのお布施の行列を見ることができるとして明け方の観光も人気のよう(私たちは見ませんでしたが)。
夕刻時には水面に光がキラキラと反射する美しい風景を見ることができました。
地元の子供達は橋の上から川に飛び込んでは器用に橋をよじ登って戻ってくる、という遊びをしていましたよ。

ミャンマーの伝統的なお化粧「タナカ」を体験
モンブリッジに入る前、なにやら泥水のようなものを持った女性が「タナカ、タナカ」と呼びかけてきました。
「いや、わたし田中じゃないっす。」と思ったら、タナカとはどうやらこの泥水のようなものを指すようで、頬にスタンプしてくれました。
後から調べたらこちらのタナカ、ミャンマーの伝統的なお化粧とのことで(泥水とか言っちゃった)、タナカという木をすりつぶして水で溶きペースト状にして、お化粧や日焼け止めの代わりとして使用するそうな。
ちなみにモンブリッジにはこのタナカスタンプの売り子(小さな子供も)がたくさんいて客引きをしています。
1回20B(≒70円)なので、トライしてみるとこのあたりの文化に触れられた気がしてちょっと楽しいですよ。
モン族の村

モンブリッジを渡りきったあと、見学ルートにしたがってモン族の村を見学します。
昔ながらの、タイの田舎の生活を垣間見ることができます。
モン族の村入口付近のレストランで昼食
モン族の村の内部には幾つかレストランもあったのですが、全くお客さんが入っていない…。
こういった海外の田舎村では、流行っていない店で食材が回転しないのはやや危険。
客入りのいい店を探すと、やはり土産物屋が並ぶ村入口付近のお店が賑わっている模様。
今回はこちらのお店でランチをすることにしました。
基本この辺りでは英語が通じないので、拙いタイ語と写真の指差しでなんとか注文。
やってきた食事はローカル向けにピリ辛ではあるものの、なかなか美味しかったです。
ご飯の上に乗った卵がふわふわで美味しかった!
コーヒーブレイク
食後のコーヒーを…とお店を探すと、道端におしゃれなコーヒー屋さん発見!1杯60B(≒210円)。
美味しいコーヒー作りに欠かせない本格的な機械たちがたくさんあるので、これはお味に期待ができます。
私はアイスアメリカーノをオーダー。すると、豆を挽かせてくれました。
挽きたて豆と丁寧にハンドドリップしたコーヒーは香り高く、とても美味しかったです。
彼と友人のオーダーしたカフェラテは、ノンシュガーと伝えたけれど甘かったそうな(きっとミルク自体が甘いんだという結論)。笑
ふと横を見ると、お店の隣には、大きなかっちょいいバイクが。
彼と友人はバイク乗りなので興味津々。私も日本にいた頃はバイクで彼の後ろに乗っていろんなところに行ったなぁと思い出します。
お店の方に話を聞くと、やっぱりバイク大好きとのこと!
このコーヒー屋さんは週に2日だけ営業(週末のみ)しており、それ以外はバイクに乗ってミャンマーにあるコーヒーの木が生えている林まで行き、豆の買い付けをしがてらツーリングを楽しんでいるのだとか。
なんて素敵な生き方…!!
見ているとひっきりなしにお客さんが来ているので、1杯60Bのコーヒーでも2日働くだけで1週間暮らせるくらいのお金を稼ぐことができるようですね。
ボートに乗ってリバークルージング
モンブリッジの入口近くで客引きをしているおばちゃんが。
何だろうと見てみると、小さなボートに乗って見所をめぐるリバークルージングとのこと。しかも3人で300B(≒1050円)と。安いし、楽しそう!
ってことで、すぐに出航!!
これがとっても楽しくて、やってよかった!大正解でした。
船に乗り込む時にポツポツと雨が降り出して心配したものの、船には屋根が付いているので逆に雨宿りになるね!なんて話していた矢先…
船が思いの外スピードを出して進むため、バッシャバッシャと水しぶきがかかる!!
なんだ、結局濡れるんじゃん!!と騒ぎつつ、これが結構面白い!アトラクションのようで存分に楽しませていただきました。
今は雨季なので、現在大部分が水に浸かってしまった寺院「ワット・サーム・プラソブ」をちらっと見学。
こちら↓は、乾季には地面からかなり高さのある仏塔となるそうです。
とある岸につき船を停泊させ、船長さんが「階段を上るとお寺があるから行ってこい!」と。
急勾配の階段を上りきってびっくり!!神秘的で美しいほこらが出現!
カンボジアの遺跡に似ていますが、もっと隠れ家感があります。
こんな美しい場所があったなんて…。

しばらく眺めていると、心が洗われるような、神聖な気分に浸ることができました。
サンクラブリナイトマーケット
リバークルージングを終え、お腹がすいてきた頃。
近くを調べてみると、ナイトマーケットが開催されている場所を発見したので訪れてみることに。
モンブリッジの入口からバイクタクシーに乗って数分で到着。タイの3連休ということもあって、かなり賑わっています。
ステージもあって、民族ダンスや歌のライブが繰り広げられ、お祭り気分を掻き立てられます。
とりあえずテーブル席のあるレストランのような、屋台のようなところに座り、メニューから幾つか注文。
こちらのお店持ち込みOKのようで、ビールは売らないけれど他の店で買ってきたらグラスと氷(現地の人はビールに氷を入れて飲みます)をあげるよ!と太っ腹。
結局屋台でビールや食べ物をたくさん買ってきて持ち込んだので、2時間くらい滞在し、このレストランのお会計は3人でたったの200B(≒700円)ほどでした。笑
サンクラブリで宿泊したコテージ
今回サンクラブリで宿泊したのは、可愛らしいコテージ。
私たちカップルと友人の3人で宿泊だったのですが、こちらは1軒のコテージに2つの部屋があるタイプだったので、同じコテージながら完全別部屋として使えて私たちにぴったりでした。
部屋の近くには小川が流れており、耳をすませばかすかに聞こえるせせらぎ音に癒されます。
おわりに

宿泊したコテージのスタッフさんからもらった手作り感が温かいサンクラブリマップによると、他にも滝や洞窟、そして国境付近にあるスリー・パゴダ・パスが見どころなんだそう。
私たちはモンブリッジ近辺でゆったり過ごしたのでこれらには行きませんでしたが、デイツアーなどを利用すれば効率良く回れると思います。
サンクラブリは、タイ・ミャンマー・モン族とあらゆる文化の融合を楽しめた面白い場所でした。
カンチャナブリまできたら、ぜひ足を伸ばしてこの国境郡サンクラブリを訪れてみてくださいね。
<Sponsored Link>
>>カンチャナブリ滞在記に戻る
>>タイ滞在記に戻る
>>HOMEに戻る