当ブログをご覧いただきありがとうございます、nasupiです。
現在タイ・クラビ県にある離島「ランタ島」に2ヶ月間の滞在中。
日々このゆったりとした離島でのスローライフを楽しんでおります。
が。
一つだけ難を言えば、「蚊に刺されまくる」!
部屋の中でもレストランでも刺されるので虫除けを購入しようと薬局に行ったら、
【DEET(ディート)】
という成分配合の虫除け商品が濃度別にずらりと並んでおり、買うのに随分と迷ってしまいました。
DEETの濃度によって何が違うのかなどよく分からなかったので、これをきっかけに虫除け成分「DEET」について調べてみました。
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Contents
DEET(ディート)とは
DEET(ディート)とは、虫除け作用を持つ化合物のこと。
日本で市販されている虫除けスプレーにも含有されている成分です。
蚊は人間が発する二酸化炭素や体温を感知して近寄ってくるのですが、DEETは蚊がこれらを感知する機能を麻痺させる、もしくは単純にDEETの匂いを嫌う、等諸説あります。
蚊に刺されると「かゆい!」という不快感ももちろんありますが、マラリアやデング熱など蚊を媒介とする感染症を防ぐためにも虫除けは大切。
DEETは1回の使用で効果が長く持続するので、世界中で昔から虫除け製品に多く使用されています。
虫除け成分DEETの濃度の違いについて
私が訪れたランタ島の薬局には、下は「DEETフリー」の0%のものから、上は「DEET95%」という高濃度のものまで様々並んでいました。
DEETの濃度が高いほど虫除け効果が高くなる、ということではなく虫除けの「持続時間」が濃度によって変わるとのこと。
調べたところ濃度5%では約90分、100%では10時間虫よけ効果が持続するそうなので、低濃度の場合はこまめに塗り直す必要があります。
ちなみに日本では、2016年にDEET30%が認可され市販されるようになりました。
虫除け成分DEETが及ぼす人体への影響
日本ではDEET濃度MAX30%のものしか販売できない、ということは、それ以上だと人体にどんな危険があるのか気になりますよね。
基本的にDEETは人体への毒性は低いとされているので直接肌にスプレーしたり塗布できるわけなのですが、「まれに人体に影響を及ぼす」可能性があるため日本では規制があるのです。
報告の多くは肌がかぶれたり、湿疹が出たりするなどの軽度の皮膚疾患なのでそこまで警戒する必要はなさそうですが、重篤なケースだと長期使用による神経障害が報告されています。
DEETの使用目安時間は大人約8時間、子供は約4時間とされていますので、これを超える場合は一度洗い流した方が安全です。
DEETを再度塗り直す際も、濃度の低いものを使用するか薄く塗るようにしましょう。
日焼け止めとDEET(虫除けスプレー)の併用
海外での報告で、
“日焼け止めを塗ってからDEET入りの虫除け剤を使用したところ、皮膚上で何らかの化学反応が起こり意識をなくした”
という事例が報告されているそうです。
使用したものは海外製品と思われますので、日本製のものを使用する分には基本的には併用しても大丈夫なようですが、心配な方はDEETフリー製品をお使いになる方がベターかと思います。
またDEETと日焼け止めを併用する場合は、日焼け止めを先に塗り30分以上間隔をあけてからその上にDEETを使用するとリスクが低くなるとのこと。
蚊はDEETの塗りムラを狙ってくる
虫除けスプレーを肌に塗布すれば半径数十センチは蚊が近寄ってこないのかなぁなんて思っていましたが、奴らは隙間を狙ってきます!
足の前面・後面にスプレーを吹き付けて「完璧。(フッ」と思っていたら、側面だけ数カ所刺されました!
そんなことがあったので次は両腕両足くまなく塗り広げ「今度こそ大丈夫だろう」と思っていたら、今度は首と額を刺されました!
本当に塗布されているところだけに虫除け効果を発揮するようです。
従って完璧ガードするなら塗りムラ厳禁。
虫除けもさまざまなタイプがありますが、シートタイプは皮膚に満遍なく塗れるからいいかもしれませんね。
アロマの香りで虫除け
天然由来のアロマオイルを用いた虫除けグッズもあります。
虫除けの作用が期待できるとされる香りは、
など。
私も普段使いにはアロマオイルのモスキートリペレントを使用しています。
虫除け効果は…持続性はいささか疑問ですが、私の体感的に塗布直後は一定の効果はあるのかなと。
虫除け対策にDEETあり・DEETフリー・アロマオイルの3種類を使い分け
結局私は現在、3種類の虫除けを使い分けています。
▶︎DEET28%の虫除けスプレー
DEETについて調べる前は、私が宿泊しているバンガローの共用スペースにDEET95%の虫除けスプレーがあったのでよく使用していました。↓
しかし自分自身肌がそこまで強い方だとは思わないので、一応日本の規定内(30%以下)のDEET28%のものを購入。
食事中は虫除けを塗り直したくないので食事に出かける前や、ハイキングなど蚊の多い場所に行く時など、本気の虫除けをしたい時にこちらを使用。
▶︎DEETフリーの虫除けスプレー
バリ島で購入した100%天然成分の虫除けスプレー。
アロマの香るミストタイプなので気分もリフレッシュします。
これは日焼け止めと併用したい時やちょっとした外出の時など、いつでも塗り直せる環境の時に持ち歩いています。
植物由来の成分でできた虫除けスプレー。
成分が強すぎないのでお肌の弱い方やお子様にも使用できるのは嬉しいですね。
▶︎アロマオイル
ココナッツオイル+レモングラス+シトロネラのモスキートリペレント。
とにかく香りが爽やかで使用していて癒されます。
オイルなので紫外線が当たると肌が焼けてしまうため、夜寝る前に使うことがほとんど。
寝る時はモスキートネットを使用するので蚊に刺されるリスクは低いですが、念のため。
ボディスキンケアやマッサージオイルとしても使えて一石二鳥!
上記のものはフィリピンで購入しましたが、日本でも蚊よけに効果のあるとされるオイルを数種類ブレンドした同様の商品が販売されています。
おわりに
虫刺されはかゆくて厄介なのもありますが感染症のリスクもあるため、対策はしっかりとしておきたいところ。
DEETはそこまで恐れることはない成分ですが、人体への影響も頭の片隅に置き上手に付き合っていきたいですね。
どんな虫除けを選ぶかはあなた次第ということになりますから、私のように用途に応じて使い分けてもよし、DEET低配合やフリーをこまめに塗りなおすもよし。
ご自身に合った虫除け対策をして、海外生活を楽しんでくださいね。
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