当ブログをご覧いただきありがとうございます、nasupiです。
今回の内容はタイトル通り
【タイランドエリートビザでは子供をインターナショナルスクールに通わせられなかった話】
なのですが、この内容はケースバイケースすぎて初めはブログでシェアしなくていいかなーと思っていたのです。
しかし最近、同じインターナショナルスクールの保護者で私たちと同じようにタイランドエリートでタイに滞在しているママさんと出会い、子供のビザについて話す機会がありました。
その方も私たちと全く同じように情報が少なくて苦労したとのことで、私の経験をシェアすることでどなたかの参考になるのかも?と思い、私たちがこの件で行ったことをまとめてみました。
Contents
子供にもタイランドエリートを取得させるつもりだった
妊娠中から、生まれてくる我が子には私たちと同じくタイランドエリートビザを取得させるつもりでおり、出産を終えてから実際に申し込みをしてイミグレーション審査のステップまで行っていました。
ただこの時はまだ子供にタイランドエリートビザを持たせている親、そしてタイランドエリートビザを持った子供をインターナショナルスクールに通わせているケースの情報が少なかったので、確実な情報を得るために各所に問い合わせをしてみました。
バンコクにあるインターナショナルスクールに問い合わせ
まずはバンコクおよびバンコク近郊のちゃんとしていそうな(独断と偏見)インターナショナルスクール十数校にメールで問い合わせをし、ほとんどの学校から1週間以内には返信をいただきました。
問い合わせ内容は
というもので、回答としては半数以上が
「在校生のビザ種別は把握していない(不法滞在でないことだけは入学時に確認)。学校としては申請があった生徒にノンイミグラントEDビザ*取得手続きに必要な書類作成を行なっている」とのこと。
*ノンイミグラントEDビザ(以下Non-EDビザ)とは、いわゆる留学ビザのこと。タイの教育機関にて学ぶためタイに滞在する外国人が取得するビザです。
しかし、私たちの第一志望含む数校からは、
「タイランドエリートビザは観光ビザの一種であるため、タイランドエリートビザでタイに滞在している生徒は当校には入学できない。そのためNon-EDビザの取得ないし切り替えが必要」
との返答を得ました。
加えて複数校から、
「タイのビザ事情は変わりやすいので、今回の回答は現時点でのものです。今後変わるかもしれません。」
と言われました。
この回答により、今まではタイランドエリートさえ手に入れたらビザ問題は全て解決!と安易に考えていましたが、
“ひょっとしたらタイランドエリートでタイに滞在している状態の子供を学校に通わせることはグレーゾーンなのかもしれない”
との認識が生まれてきました。
ちなみに上述のママさんも同様の質問を複数校に送り、同じような回答を得たそうです(同じことやったわ〜!とプチ盛り上がり)。
タイランドエリートに問い合わせ
なんだかよく分からなくなってきたので、タイランドエリートに直接問い合わせてみました。
担当部署に確認していただき、その後はっきりと
「タイで学校に通うならばNon-EDビザが必要です。」
との返答をいただきました。

タイに限らず外国人として海外に長期滞在するなら、滞在目的にあったビザを取得しなければなりません。
タイで学生として滞在するならば、観光ビザの一種であるタイランドエリートビザは滞在目的とは異なってしまうとのことでした。
この返答で、タイを拠点として学校に通う我が子にはタイランドエリートビザではなくNon-EDビザを取得しなければならないことが確定。
とりあえず5年のタイランドエリート?
タイランドエリートには私たちの持つ20年のものだけではなく、短い5年間だけの「イージーアクセス」という種別もあるので、とりあえずそれを取得し、就学年齢に達したらNon-EDビザを取得することも選択肢の一つとして考えました(ビザラン等リスキーなことはしたくなかったので…)。
しかし当時はバンコクもコロナの影響でロックダウンしたり入国規制がコロコロ変わったりする状況。
またタイで出生した外国人の子供(タイの出生証明書を持つ子供)は、タイ国外に出ない限り7年間はビザなしでのタイ滞在が可能とのこと。
いつ国外に行けるかも分からない状況下、国外に出なければビザも全くの取り損になるかもしれない。
ビザを取得しなくてもタイに滞在できる時間的猶予もあるので、世の中の動きを見つつ、今すぐのビザ取得は見送ろう、との結論に至りました。
1歳からNon-EDビザが取得できる?
通わせる学校によりますが、インターナショナルスクールも早ければ1歳からプリスクールに通わせることができ、Non-EDビザを発行してくれるところもあるようです(問い合わせた+調べた中では3歳からのインターナショナルスクールが多い印象でした)。
そんなに早くから子供を学校に入れる必要もないとは思いますが、早急にビザが必要ならば早めに入学しNon-EDビザを取得するのも一つの選択肢としてあるのかなぁと思ったり。
我が子はちょうどコロナ禍ということもあり海外へ行くこともなかったので、2歳でナーサリーに入ると同時にNon-EDビザを取得しました。
おわりに
ビザ問題は海外に住む外国人である我々にとって常に付きまとう問題ですよね。タイランドエリートはそれを一気に解決してくれるものと思っていましたが、現実はやはりそう上手くは行かぬものでした。
今回の記事はあくまで私たちの経験をまとめたほんの一例にすぎません(しかも数年前の出来事です)。
この件に関しては本当にケースバイケースということを念頭に置いていただき、確実な情報を適切な場所から得るよう努めていただけたらと思います。
この件について何かご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。お力になれるかもしれませんし、なれないかもしれません(なんやそれ)。