【バンコクで出産〜産後編#1】在タイ日本大使館に出生届提出・出生登録証の翻訳

ご覧いただきありがとうございます、nasupiです。

出産を終えても本当に大変なのは、赤ちゃんが生まれてからの新生活です。

まず初めにしなければならないのは、新しく生まれた赤ちゃんの諸々手続き

我が家の場合「スウェーデン人と日本人の間にタイで生まれた赤ちゃん」というなかなかにややこしいケースであるので、【バンコクで出産〜産後編】として(どなたかの役に立つのだろうか…と自分自身に問いかけながら)ご紹介していきますね。

まずは、

【#1 在タイ日本大使館に出生届提出・出生登録証の翻訳】

をまとめてみました。

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Contents

タイの管轄役所発行「出生登録証(スティバット)」の入手

日本人同士から生まれた子供であれば、日本大使館への出生届提出時に必要な書類は病院発行の出生証明書でOKなのですが、片親が日本人以外であればタイの管轄役所発行の「出生登録証」とその和訳の提出が併せて必要。

タイ語で「スティバット」と呼ばれる書類で、生まれた子供がタイを初めて出国する際にも必要となる書類です。

出生登録証の申請に必要な書類を一式揃えて、入院時に病院スタッフに提出します。

 

☆出生登録証の申請に必要な書類(バンコク病院の場合)

  1. Copy of personal identification cards
    →5のパスポートコピーと重複

     

  2. Copy of residence certificate (household registration) where the baby will be registered
    →以前在タイ日本大使館で取得した、現住所が記載してある在留届出済証明書を持参

     

  3. Copy of marriage license (if registered)
    →スウェーデン税務署発行の書類を持参

     

  4. Documents of any name changes (if any)
    →日本の戸籍謄本コピーを持参

     

  5. Copies of passports and Visa (if father or mother is a foreigner)
    →夫婦2人分のパスポート顔写真ページとタイランドエリートビザのページのコピーを持参

     

  6. Work Permit (if the father or mother is foreigner and working in Thailand)
    →我が家はタイで就労していないため無し

     

  7. A name of a birth child
    →申請用紙に記載

出生登録証の入手自体は私立病院であれば大体病院側が直接役所に届出てくれるので特に問題ないのですが、タイ語の書類なので日本大使館に提出時には翻訳(和訳)が必要。

私たちが出産したバンコク病院では出生登録証の翻訳サービスは行っていないとのことでしたので、出生登録証を受け取ったあと民間の翻訳サービスに依頼するか、自分で翻訳を作る必要がありました。

出生登録証の受け取りは自分で病院に取りに行くか郵送か選べたので、私たちは郵送を選択。退院からおよそ2週間ほどで自宅に届きました。

出生登録証の翻訳を自作してみる

今回私は自身で翻訳を作ってみることに。もしどうしてもダメだったら民間の翻訳サービスに依頼しよう、という心持ちでとりあえずトライ。

ちなみに私はこの時タイ語文字がまだ読めなかったので、怪しいGoogle翻訳とタイ人の友人にアドバイスをもらいながら作成しました。

在タイ日本大使館ホームページに非常に分かりやすい記入例がありますので、そちらを参考にフォーマットを埋めていけば、とりあえず形になります。

ここで、初めて見る日本語が。

「えい月・き月」のどちらかに丸をつけるようなのですが、まず「えい月・き月」の日本語の意味がわからないので調べてみました。

 

盈月(えいげつ):満ちていく月、満月

虧月(きげつ):欠けていく月、新月

 

「Lunar Year」などで検索し当該月の月の満ち欠けを調べて、子供の誕生日が盈月にあたるのか虧月にあたるのかを確認しました。

迷ったのはこのくらいで、あとは記入例通りに空欄を埋めて完成!

在タイ日本大使館に出生届提出

まずはバンコクの在タイ日本大使館に電話し、出生届提出の旨を伝え来館予約をしました。

日本以外で出産した場合、3ヶ月以内に出生の届出をする必要があります。私たちのケースのような重国籍の子の場合は日本国籍の留保も併せて行わないと、出生の時に遡って日本国籍を失ってしまうのでご注意を!

☆当日の持ち物 (片方の親が外国人の場合)

・出生届(事前に大使館で入手)2通
国籍の留保にサインを忘れずに。

・タイ役所発行の出生登録証(スティバット)
病院からもらえます。原本とコピー1部ずつ用意。

・出生登録証の日本語訳

・戸籍謄本(コピーでも可)
姓の日本語綴り確認用だそうです。

※病院発行の出生証明書は基本的に不要。

 

大使館に到着したらインターホンで担当の方を呼び、奥の個室にて手続き。

書類が事前にちゃんと準備されていれば手続きは15〜20分程度で終わります。

私が作成した怪しい日本語訳も問題なく受理していただけました。

出生届提出後の流れ

出生届提出後は大使館から日本へ近日中に送付され、外務省経由で各本籍地役所へ回送されるとのこと。

その後に生まれた子供が日本国籍者として戸籍に記録されるので、戸籍謄本に自分の子供の名前が記載されるようになるには1ヶ月〜1ヶ月半ほどかかるそうです。

大使館に出生届を提出した日に、おおよその戸籍編成予定日を教えてもらえます。

私はその時期を目安に地元の役所へ電話をし、生まれた子供が戸籍に反映されているかを確認。そののち実親に戸籍謄本を入手してもらい、タイに送付してもらいました。

子供の名前が記載された戸籍謄本が入手できれば、めでたくパスポート申請のステップに進めます!

もしパスポート入手前に緊急で赤ちゃんとともに日本に帰国する必要がある場合、「帰国のための渡航文書」というパスポートに代わる書類を発行してもらえますので、詳しくは在タイ日本大使館領事部に直接お問合せください。

おわりに

国際結婚手続きの時もそうでしたが、日本の役所関連は説明が懇切丁寧にされているので割とスムーズに行える場合が多いです。今回の出生届提出も然り。

これがスウェーデンサイドとなると…という感じなので、そこもまた今後の記事でご紹介させていただきますね。

次回の記事は、【バンコクで出産~産後編#2】在タイスウェーデン大使館での出生に関する手続きです。

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